ここでは、ゼミ生自らが、1年間のゼミでの取り組みについて紹介していきます。
*内容*
3年次
3年次のゼミはグループワークが中心となります。夏学期には「CSR」や「企業と社会」について、基礎的な文献を基に学んでいきます。2グループに分かれ、文献を読み、それぞれの班が文献の内容から問題提起をします。ゼミでは、それぞれのグループが問題提起をレジュメにまとめ発表し、それについて全員で議論します。夏休みからは、一橋祭での発表、12月の三商ゼミに向けて、関心のあるテーマごとにグループに分かれ、グループごとに研究を行います。年明けごろからは、卒論研究に向け、1人1人テーマを設定し、それに向かった活動へ移ります。
4年次
4年次は卒論作成が中心となります。文献を読んだり、企業やNPOへインタビューに出向いたりと、各々設定したテーマについて研究します。数回の途中経過の発表を経て、12月の卒論完成・提出を目指します。また、卒論作成に当たっては、先生や院生の方がアドバイスをしてくださいます。
*年間スケジュール・行事(2009年度)*
4月 ゼミ選考・新歓コンパ

ゼミ選考は、先生・ゼミ幹と学生の2対1で行われました。事前に記入した質問票をもとに、面接が行われます。毎年募集人数は10名以内です。
また、合同ゼミの初日には新歓コンパが行われました。
5月 ゼミ対抗ソフトボール大会
残念ながら今年度は雨天中止となってしまいました。
6月 夏納会
合同ゼミの最終日に行われました。
8月 ゼミ合宿 (2009.8.1~8.3)
2泊3日で3・4年合同の合宿を行います。毎年4名ほどのグループに分かれ、昨年は複数のテーマでのディベート、今年はソーシャルビジネスコンペを行いました。その他にも、大学についての議論をする「大学論」、3・4年合同でのディスカッションなど普段のゼミとは違った濃い時間を過ごすことができます。また2日目の夜にはコンパが行われます。ちなみに、昨年度は蓼科、2009年度は北社市に行きました。
合宿の流れ
1日目
到着して昼食をとった後、すぐに「ソーシャル・ビジネスとは何かを考える」というテーマのもと準備を進めてきたレジュメの発表と、それについてのディスカッションを行いました。
夕食後には大学論が行われ、3グループが大学に関する様々なテーマについて議論しました。
さらにその後、2日目のソーシャルビジネスコンペに向けて、各班が最終準備をしました。
2日目
2日目の午前中は、ソーシャルビジネスコンペが行われました。3つの3,4年混成チームに分かれ、各チームが考えたビジネスプランをパワーポイントでプレゼンしました。投票によって勝敗が決められます。
午後はNPO法人「えがおつなげて」の曽根原さんにお越しいただき、限界集落におけるソーシャルビジネスの可能性についてのレクチャー、ワークショップを行いました。

3日目
2日目に引き続き「えがおつなげて」の方々の指導のもと、農地開墾・活用体験をしました。
ゼミ生の感想
「初日の夜に体調を崩してしまい、多くの方にご迷惑をおかけしました。五郎舎さんの取れたての野菜を使ったご飯はすごくおいしかったです。開墾作業も15人ほどで体育館2面をあっという間に終えられてマンパワーのすごさに驚きました!」
「谷本ゼミで過ごした中で、最も印象深いイベントだったと言っても過言ではありません。宿で振舞っていただいた山盛りカレーを、おかわりまでして完食した先生が、すごくかっこよく見えました。」
「与えられた課題を先輩と一緒にやっていくことで、大変なところももちろんありましたが、すごく勉強になりました。飲み会の翌日の農作業はめちゃめちゃきつかったですが、良い思い出になりました。4年生とも合宿を通じ仲良くなれた気がします。」
「普段は1日2食ということもあり、合宿中は、朝食・昼食・夕食の間隔が狭く、「また食事~!?」という感じでした(笑)」
「まさか商学部のゼミ合宿で、鎌を持って開墾させられるとは思っていませんでした。また、東京出身者でIターンと呼ばれる人たちと話す機会をいただき、これまで自分には持っていない価値観を彼らが持っていることに気づき、考えさせられました。」
9月 ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリング(2009.9.4-9.5)
六本木ヒルズで開催された特定非営利法人ソーシャル・イノベーション・ジャパン 主催のイベントにボランティアスタッフとして参加しました。裏方という立場でしたが、様々な企業やNPOで働く人々と接することができ、大変貴重な経験になりました。
10月 一橋祭報告(2009.10.31)
今年度は一橋祭の初日にプロジェクト研究の報告を行いました。夏休み中から研究を進め、3年生5人で1つのテーマ「真の企業価値評価とは?」に取り組んだ成果を発表しました。 研究内容としては、自分たちで実際に自動車業界の企業を評価し、私たちの考える企業価値評価法に従ってランキングを作成しました。
当日は40名を超える多くの方々に聞きに来ていただきました。そこで様々な方からフィードバックを受けることができ、それを寛逓会冊子の作製や、三商大ゼミでの発表に生かしていこうと思いました。


ゼミ生の感想
「最後の1週間はみんな本当にきつくて、ゼミテンに申し訳なく思っています。でも間違いなく絆は深まったので、そこは嬉しいです。自動車業界のCSRを詳しく見て、その業界では海外事業所や子会社のISO取得が最も熱いトピックであることがわかりました。」
「準備が大変でしたが、とてもやりがいがあり、発表後には大きな達成感を感じることができました。外部へ発信することで、社会人の方をはじめ、多くの方からフィードバックを受ける大切さを実感しました。」
「「大変だった」の一言に尽きます。谷本ゼミに入って、この先何があるかなんて予測はできませんが、おそらくこの一橋祭の発表が私にとって一番「大変だった」思い出になると思います。特に最後の1週間は大学生活の中で一番辛い1週間でした、まだ大学生活残ってますけど…」
「きつかったです。でも、部活やサークルなどもっと大変な日常を頑張りながら、ゼミにも最大限の力で取り組んでいるゼミテンの姿に励まされ、最後までやり遂げることができました。みんなのおかげです。」
「発表内容は夏休みから議論していたため、うまくまとまっていました。プレゼンの準備不足が一番の反省点です。先生をはじめ、大倉TAや先輩方の皆さんには、本当に助けていただきました。ありがとうございました。」
11月 寛逓会 (2009.11.21)
寛逓会は、毎年如水会館で行われるOB会です。 卒業後様々な進路に進まれた先輩方のお話を聞いたり、ゼミでの研究に関してアドバイスをいただいたり、交流を深めることができます。また夏課題での研究を論文にまとめた冊子を先輩方に配布し、研究の成果を見ていただきます。
  
12月 納会(2009.12.15)・三商大ゼミ(2009.12.19)
12月中旬の四年生の卒論提出日には、ボーリング大会と納会が行われます.

三商大ゼミは三年生のみの参加で、神戸大・大阪市立大と合同で行います。あらかじめ設定したテーマをもとに事前にそれぞれの大学ごとに研究し、当日3大学で議論を行います。 2009年度の三商大ゼミは神戸大で行われました。夏休みから取り組んでいる「真の企業価値評価とは?」の研究に一橋祭報告などで得られたフィードバックをもとに改善し、発表しました。神戸大学の古賀教授からのご指摘や、他大学の学生からの質問によって、今後のさらなる課題を発見することができました。
  
1月 ステイクホルダーダイアログ(2010.1.15)・卒論報告会(2010.1.26)
今年で4回目となる東京ガス様とのダイアログを1月15日に東京ガス本社で行いました。
今年のダイアログのテーマが「防災・安全・BCP」であったため、供給指令センターや保安指令センターを見学させていただきました。その後は例年通り、東京ガス様とテーマに沿って意見交換を行いました。

卒論報告会では、4年生が一人10分の持ち時間で卒論の内容をプレゼン形式で報告します。例年オープンゼミ形式にしています。

3月 卒業コンパ
4年生を送り出す会です。ゼミのメンバー全員が集まる最後のコンパです。
卒業式の前日に行われます。
 
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