【コースの内容】
本年度は、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)をテーマとし、とくに企業とステイクホルダー:株主、従業員、顧客、環境、コミュニティ、政府との関係性、コミュニケーションのあり方について、国内外の事例とともに考えていく。
講義の目的は、企業と社会に関する基礎理論と、CSRにかかわる現在の国際的な議論と日本企業の現状を理解し、社会的に責任ある企業経営に関する知識と意識を養うことにある。
講義の前半では、下記の文献(1)をたたき台として、関連文献・資料を踏まえて担当者が問題提起をし、みんなで議論するというスタイルでCSRを考えていく。
後半では、数社の日本企業のCSR報告書を取り上げ、各社の課題について検討していく。(その際、当該企業の担当者にも参加してもらい、議論していく
予定である。) 最後に各人がそれぞれにテーマを設定し、今回の議論を踏またレポートをまとめる。スケジュールは下記の通りである.
【スケジュール】
①10/6:イントロ ②10/13:(1)ch.1 ③10/20:(1)ch.2 ④10/27:(1)ch.3⑤11/10:(1)ch.4+(2) ⑥11/24:(1)ch.6 ⑦12/1:CSR報告書1(富士ゼロックス)⑧12/8:CSR報告書2(松下電工) ⑨1/12:CSR報告書3(損保ジャパン) ⑩1/19:CSR報告書4(大成建設) ⑪2/2:CSR報告書5(ジャパンエナジー) ⑫2/9レポート提出
【テキスト、資料など】
(1)谷本著『CSR―企業と社会を考える』NTT出版、2006年
(2)AccountAbility, Stakeholder Engagement Standard,2005 http://www.accountability.org.uk
(3)「CSR報告書」
(5~6社を取り上げる予定。)
※(1)各自購入のこと。(2)各自ウェブサイトからダウンロードする。(3)配布する予定。
【成績評価】
授業での発表、議論への参加度、最終レポートを総合して評価する。
【オフィスアワー、その他】
オフィスアワーは特に設けないが、随時アポイントメントにより個別の相談に応じる。
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