1.専門分野・研究領域
企業社会論(Business and Society)における様々な問題、例えば、企業の社会的責任、企業とステイクホルダーとの関係、企業の社会貢献活動、社会的責任投資、ソーシャル・アントレプレナーシップ、ソーシャル・ビジネス、企業とNGO・政府・行政の間でのコラボレーションなどにつき、経営学をベースとして研究していく。
とくに最近では、CSRマネジメント、ステイクホルダー・エンゲージメントや、ソーシャル・イノベーションの創出プロセスに関心をもち、研究している。
2.指導方針
大学院は、自立した研究者となるためのトレーニングの場である。
「企業と社会」という研究領域は、いわば応用分野である。CSRなり、社会的企業の文献
を読んで、断片的な知識をもっているだけではなく、経営学や経済学などの基礎的な学力
があることを前提としている。
《修士課程》
修士修了希望者は、2年間で現場の動きを理論的に捉え、論文にまとめていく力をつけることを目指す。博士進学希望者は、博士課程の3年間で博士論文を書けるよう、修士の間に基礎的な力をつけることを目指す。
《博士課程》
理論的に考え、実証的に分析していく、というオーソドックスな研究スタイルを身に付けていく。たくさん読み、たくさん考え、書く。現場と理論の間を往復し、グローバルに通用する研究者になることを目指す。
3.学生に対する要望
企業をとりまく環境は常に変化している。問題の背景を理解した上で、理論的にも実務的にもその解決に向けたインプリケーションを示せる力をつけていくことが求められます。
《修士課程》
学部において、経営学・経済学の基礎力を付けていること。
将来の進路をしっかり考え、何を学びたいのかよく考えた上で進学することを望みます。
《博士課程》
修士過程において、アカデミックなトレーニングを積んでいること。
将来グローバルに通用する研究者になるため、常に目標を高く置き、論文を書いていく姿勢を求めます。
《注意》
いずれの課程においても、研究テーマや指導方針が合うかどうか確認するため、必ず
事前に相談に来ること。
また私の本や論文を読んでおくこと。
谷本ゼミでは、基本的に仕事をしながら学位を取ることは難しいと理解して下さ
い。
留学生については、学部において経営学・経済学を専門的に勉強していたことを前提とします。
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